HOME > 多摩桜プロジェクト > 「宇宙桜植樹10周年記念誌」多摩市へ贈呈


「宇宙桜植樹10周年記念誌」 を作成

 多摩商工会議所では、多摩市の都立桜ヶ丘公園に宇宙桜を植樹して10年となるのを記念して、「宇宙桜(そらざくら)〜宇宙を旅した桜たち〜」を作成しました(2023年11月発行)。

 宇宙桜(そらざくら)とは、若田光一宇宙飛行士とともに宇宙を旅した種から成長した桜のこと。
 2008年11月、スペースシャトル「エンデバー号」が、日本を代表する14種類の名桜の種を搭載して宇宙に出発し、2009年7月、若田宇宙飛行士とともに地球に帰ってきました。その種のごく一部が発芽し、成長した桜は宇宙桜(そらざくら)と呼ばれています。

 多摩市の都立桜ヶ丘公園には、日本三大桜の一つ「三春滝桜」を含む5種類の宇宙桜が植樹されています。5種類もの貴重な宇宙桜が植樹されているのは、全国でもここ多摩市だけです。

 記念誌には、多摩の宇宙桜ストーリー、5種類の宇宙桜と寄贈元からのメッセージ、特別対談などを掲載しています。下記デジタルブックからぜひご覧ください。




「宇宙桜 〜宇宙を旅した桜たち〜」デジタルブック版


「宇宙桜植樹10周年記念誌」 を多摩市へ贈呈

 多摩商工会議所では、未来を担う子供たちにぜひこの貴重な宇宙桜(そらざくら)を知ってほしいとの願いから、この宇宙桜植樹10周年記念誌を、多摩市及び多摩市教育委員会を通じて、市内の小中学校と図書館に500部寄贈することになり、2024年1月26日(金)、多摩市役所にて「宇宙桜植樹10周年記念誌贈呈式」が開催されました。



左から、千葉教育長、阿部市長、伊野会頭

 多摩市からは、阿部裕行多摩市長、千葉正法教育長、陰山峰子副市長、小野澤史教育部長、山本勝敏教育部参事、磯貝浩二市民経済部長のご出席をいただき、多摩商工会議所からは、伊野弘明会頭、須崎覚専務理事、守屋雅子主任が出席いたしました。

 伊野会頭の贈呈者挨拶に続き、伊野会頭より阿部市長に目録と記念誌が贈呈され、次に、千葉教育長に記念誌が贈呈されました。

 阿部裕行多摩市長は謝辞の中で、10年前、都立桜ヶ丘公園で開催された「宇宙桜植樹祭」で宇宙桜を植樹された時の思い出を語られ、「その時の桜が10年を経て、私も毎年桜の季節に見せていただいていますが、見事に花が咲いています。宇宙桜の成長ぶりを眺めながら宇宙桜の逸話を聞く、桜ウォークを開催されていることに、感謝申し上げたいと思います。」と語られました。そして、全米桜の女王が都立桜ヶ丘公園に来られ、桜の植樹を通して多摩市で国際交流が行われたことに触れ、「この宇宙桜(そらざくら)の企画はとても夢があり、これからも息長く応援してまいりたいと思いますし、今回このような形で10周年記念誌をいただき本当に嬉しく思っております。」と挨拶されました。

 続いて、千葉正法教育長からは、「さっそく、今頂戴した宇宙桜記念誌を、各学校や図書館を通じて、市内の子供たち、また市民の方々にお届けしたい、と思っております。」「記念誌を子供たちが手に取ることにより、自分の可能性を、宇宙を旅してきた桜の種の成長と重ね合わせて、大きく広げていってくれることを確信しております。」と挨拶されました。