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宇宙桜植樹10周年記念「多摩桜ウォーク」を開催しました

 多摩商工会議所多摩桜プロジェクトでは、2023年4月2日(日)に都立桜ヶ丘公園にて、宇宙桜植樹10周年記念「第13回多摩桜ウォーク」を開催しました。

 午前10時より都立桜ヶ丘公園の「旧多摩聖蹟記念館」にて開会式を行い、阿部裕行多摩市長、陰山峰子副市長、公益財団法人東京都公園協会の遠藤潤多摩丘陵エリア担当課長・山田智桜ヶ丘サービスセンター長等の来賓のご出席をいただき、約50名の参加者と共に、4年ぶりとなる多摩桜ウォークを楽しむことができました。




 主催者挨拶で伊野弘明会頭は、「2013年3月3日に、4種の宇宙桜(そらざくら)をこの都立桜ヶ丘公園に植樹して、今年でちょうど10年になります。
 10年前の植樹祭の日は、風が冷たくとても寒い日で、岡山県真庭市、高知県佐川町、高知県仁淀川町、福島県三春町の各宇宙桜の寄贈元の皆様をお招きして式典を行い、成長を願い祈りを込めて一緒に植樹をしたのを思い出します。
 1mくらいの苗だった宇宙桜は、この多摩の地でしっかり根付き、10年で本当に大きく成長して毎年花を咲かせているのは大きな喜びです。
 5番目の宇宙桜「高桑星桜(たかくわほしざくら)」は、コロナ禍の2020年3月に岐阜県より寄贈いただき、今回初めて桜ウォークで鑑賞することができます。」と述べました。



10年前の「宇宙桜の植樹祭」(2013年3月3日)
→ 動画でご覧いただけます。

 続いて来賓の阿部裕行多摩市長よりご挨拶をいただき、その後他の来賓のご紹介、そして本日講師としてお招きした一般財団法人ワンアース代表理事の長谷川洋一氏よりご挨拶をいただきました。


     
挨拶をされる多摩市長と長谷川氏

 次に、ウォーク出発前、3月にリニューアルオープンした「旧多摩聖蹟記念館」の中を見学しました。
 「旧多摩聖蹟記念館」では、昭和5年「旧多摩聖蹟記念館」の設立に尽力された、高知県佐川町出身の「田中光顕展」が開催されていました。
 ちょうど4月3日からスタートするNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」の主人公が、田中光顕と同じ高知県佐川町出身の植物学者・牧野富太郎博士、しかも牧野富太郎博士が発見・命名した高知県佐川町の「稚木(わかき)の桜」がこの桜ヶ丘公園に植樹されている、ということで、高知県佐川町長は植樹祭の際に、「私たちの町が生んだ田中光顕の建てた『旧多摩聖蹟記念館』の下に、『稚木(わかき)の桜』を植樹していただいたのは何かの縁ということで、大変感謝しております。」と語りました。



 「旧多摩聖蹟記念館」を出発した後、宇宙桜植樹10周年記念のコースということで、ゆうひの丘の「醍醐桜」、とんぼの広場の「三春の滝桜」、山の越の「稚木(わかき)の桜」、ひぐらし坂の「ひょうたん桜」と「高桑星桜(たかくわほしざくら)」の5種類の宇宙桜を巡り、それぞれの宇宙桜の下で長谷川洋一氏より貴重な解説をいただくことができました。
 例年になく早い開花宣言でしたが、醍醐桜、稚木の桜、高桑星桜は花が咲いており、参加者は長谷川氏の解説を聞きながら間近で宇宙桜を鑑賞することができました。



宇宙桜「醍醐桜(だいござくら)」の説明

宇宙桜「醍醐桜(だいござくら)」


宇宙桜「稚木の桜(わかきのさくら)」の説明

宇宙桜「稚木の桜(わかきのさくら)」


宇宙桜「三春滝桜(みはるのたきざくら)」の説明

宇宙桜「三春滝桜(みはるのたきざくら)」


宇宙桜「ひょうたん桜」の説明

宇宙桜「ひょうたん桜」


宇宙桜「高桑星桜(たかくわほしざくら)」の説明

宇宙桜「高桑星桜(たかくわほしざくら)」


遊びの広場ウォーキング中
      

 心配された天気も回復し、ヤマザクラの花吹雪やウグイスの鳴き声を楽しみながらの約1時間半のウォーキングでした。参加者からは「とにかく宇宙桜の説明が分かりやすくて良かったです。大満足です!」との声をいただきました。

      
多摩テレビの放映

4月2日(日)の宇宙桜植樹10周年記念「多摩桜ウォーク」の様子は、2023年4月9日(日)〜4月12日(水)の多摩テレビ111ch『TTV−NОW』でご覧いただけます。